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葬儀について3-1
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葬儀について!ですので、本日は葬儀の形態についてお話ししましょう。
葬儀とは、葬送の儀式の事です。略して葬儀式または葬式というようになりました。どちらのいい方も間違いではありません。ただこの業界に携わる者は、葬儀と言い一般の方は葬式と言われる方が多いようです。ちなみに葬儀(葬式)は式の流れの中では、焼香の前までを言います。仏教で言うならば、読経を導師が唱える前までの事になります。その後の焼香からが、告別式となり一般のお別れの場ということになります。
葬儀(葬式)には、宗教によっての違いがあり、大きく分けると神道と仏教の2大宗教です。簡単に言うなら、要は神様か仏様かの違いとなります。日本の場合の「神道」は天照大御神が通常ですが、ほかにもたくさんの神が存在します。海外では神道とは言わずに信徒と言うことがありますが、これはその教えを受ける側のことで、説く方ではありません。仏教の場合もこちらは宗派ごとにその対象仏は変わりますが、大きく分ければ仏の教えなのです。では宗派とは何かというと、教えを説く僧侶が修行の過程で自ら感じ思ったことやその教わった教えを、今風で言うならアレンジしてあるいはわかりやすいように、言葉が足りませんが、一般の方に説く諸派ということになるかと思います。
仏教において地方では、そのほとんどがどこかのお寺に所属します。これは「門徒」や「檀家」と言いますが、浄土真宗の場合は「門徒」と言い、その他の宗派に於いては「檀家」と呼びます。よって地方では、檀家制度(一般に檀家制といいます)で、先祖から末裔迄どこかのお寺に所属することになります。都会に於いてはその制度がほぼありません。では葬儀の時はどこを呼べばいいのか?それは葬儀業者にお任せすると言うことになります。地方の檀家は、もしものときには所属するお寺様に連絡することで、即来て枕経(もしものときに最初にあげていただくお経)を上げていただけ、そのあとの段取りもスムースに行きますが、都会でその制度が無い地域では、知り合いの僧侶か葬祭業者にお任せするしかないのです。よって葬儀の時間等の要望は訊くと思いますが、絶対な時間の流れは葬祭業者が決定し、お寺に告げることになります。どちらがいい、というのはわかりませんので、その流れに従うのがよろしいかと思われます。
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葬儀について2-1
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暦の上での立春はもう過ぎたのに、とても寒く冷たい極寒の季節ですね。身体を芯から温めて、流行り病には十分お気を付けください。
さて今回は以前にも書きました霊柩車の話をしましょう。霊柩車には大きく分けると、搬送を中心に行う搬送車と火葬場まで搬送を行う、一般に言う霊柩車の2種類があります。搬送車には、陸運事務所に料金や車両に関わる事柄を届けて、法定の料金を徴収するタイプの普通車両(一般にマイクロ霊柩といいます)と陸運事務所には届けても法定料金ではなく各事業所で料金を定めて、届けるタイプの軽車両(一般に軽霊柩といいます)があります。マイクロタイプは、法廷で定められてる料金以上は執ることはできませんし、3カ月ごとに提出する義務があります。軽霊柩には、前記の要項は無く、最初に申請・料金設定を行えば、ずっとそのままの料金で対応できますが、勝手に料金を値上げすることはできません。上げるときは当然、陸運事務所に届けをしなければなりません。実は霊柩運送は以前は、特殊車両として組合にも相当な権力がありました。しかし近年では、トラック協会の一部となりその協会のやり方で、申請手続き等を行うのです。そのため出発前の点検や途中での休憩時間、到着後の点検などさまざまな車両に関わる事をし、それを報告しなければならないという厳しい定めになりました。ただ、霊柩組合に所属してない事業所(大半です)はそれすら行っておらず、今後は罰則の対象になります。その罰則は厳しく、下手すれば利用者も合わせて受けることになり、当事者の事業所は最悪、営業停止処分を受けることになります。
霊柩車をご利用の際は、事務所や事業所のどこかに許可証が提示してある事業所をご利用ください。でないと、ご利用者(つまりはご遺族)にも罰則が科せられる可能性もあるかもしれません。近年は日本中で許可を受けてない事業所が増えつつあります。いわゆる白タク行為です。お気を付けください。
霊柩車の料金は10km単位です。例え目的地まで1kmもない場合でも利用されると、10km内の料金となります。なので例えば、火葬場のすぐ傍にある事業所から目的地の火葬場まで数百メートルでも、利用されると10km内で法定料金ならば徴収されます。また遠い事業所からだと、10km単位ですので20km・30kmの料金が発生することになります。また申請した車庫が遠い場合は、その分の距離数が加わりますので、料金も高くなりますので、斎場が自宅に近いからといってそこを利用されるよりも、霊柩車の車庫が10km内にあるかどうかを調べてからの方をお勧めします。
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