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葬儀について2-1
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近年、斎場葬が増えつつありましたが、今はまた自宅葬が徐々に増えつつあります。それはこのコロナ禍の影響が大きいかとも思えます。コロナ禍で、葬儀の形も大きく変わってきました。斎場で多くの皆さんをお呼びして、盛大に式を行うという形はもう稀になってきています。データでいうなら、いわゆる家族葬という家族だけでお見送りまでしたいというご家族の気持ちが優先する、葬儀の形態が都会では主流になりつつあり、約9割の方がその形態の葬儀をなされるようです。地方においては、まだそこまでの浸透性はありませんが、次第に家族のみという形が増えていくでしょう。
ご自宅で式を執り行う葬儀は、20数年前までは当たり前の形で、周囲や地域のみなさんが寄り添っていろんな準備をやっていただき、葬儀時には家族が中心となり、お見送りをしていました。それが次第に核家族や近隣とのつきあいやあるいは、地域に属さない家が増えてきて、斎場利用という形になってきたのです。もちろん地方においては自宅に限らず、公民館を借りたり、寺院で直接葬儀を行う寺院葬というのもあります。しかしながら地域とのつながりがない方々が増えつつある昨今、またさらにはコロナによって制限される人数によっておのずと家族葬となってきています。
弊社では、コロナ禍対応家族葬特別プランとして、人数やご家族の要望にお応えすべく、2つの対応式場をご用意いたしております。熊本地震から平屋の需要が増えて、やはり自宅では狭いし片付けが面倒だ、と思われる方が多々おられますので、家族の人数に併せて執り行える式場とプランをご用意しました。1つは、ずっと一緒に居て最後までのお見送りをしたいという方向けの一体型式場。もう1つは、会葬者が家族以外にもちょっと居るという方向けに式場と控室が別になっているタイプの式場の2つです。もちろん、家族葬希望の方でも深夜を問わず、直接斎場に入ることができ、ご遺体の安置もいたします。
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葬儀について1-2
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今回は終活について、お話ししましょう。
終活は読んで字の如く、終わりの活動つまりは人生最後のときへの行動を示す言葉なのですが、当人だけなら何もすることはないかと思えますが、配偶者や家族など当人に関わる方々の存在で最後の行動をするかどうかが決まるのかと思われます。また当人が財産を保有してる場合、特に一般の方よりも多くをお持ちの場合などは、後に残された方々にすんなりと受け入れていただくためにも、その動きは必要になるのです。
さて、最後の宣告を元気なうちに受けた場合はまだしも、もう伝える力も書く力も無い状態では結局は何もできなかった。ということになります。そんなことにならないためにも、まだ余裕がある時に自分の思いや考えを踏まえた自分の最後とそれ以降の事を、後に残る方々に伝えるための言葉を残さなければなりません。それがいわゆる遺言書や終活ノートに当たります。遺言書はただ書くのではなく、公証人役場を通して専門の考えをもとに預けるという形が、1番かと思われます。これをすることにより、法的にまた手続き等にかなり有利になるからです。また終活ノートは身近な事から書いていき、配偶者や子供たちに伝えていなかったことなどを記録していきます。例えば、もしものときはどういう風にしたらよいのか、お寺はどこなのか、葬儀はどうしてほしいや財産分与はどうするのか等を書いておくとよいでしょう。
当人がもしものときに、ほかの方が慌てないようにするためにも、今の時代は必要と言えます。
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