ブログ | 葬儀・葬式は天草の亀川斎苑までご相談ください

仏事会館 亀川斎苑

24時間365日受付

TEL0969-27-5503 メールはこちら

ブログ

  1. TOP
  2. ブログ
  3. 葬儀について5-2
葬儀について5-2

今回は家族葬から離れて、いつもは必要ではないけど物事の時には必要な仏具についてお知らせいたします。仏教であれば必ず必要となる仏具ですが、意外に知られていない教で使用する道なのです。

仏具には2種類があります。1つはお寺様がご使用になられる寺院用仏具(これはサイズが大きいものが多いです)。もう1つは、在家用仏具(在家とは菩提寺をもつ一般家庭のことで、そこで使用される仏具)です。ここでは一般に関係します在家用仏具についてご説明いたしますが、今回は仏教についてです。仏教にはいろんな宗派がありますが、弊社は天草地域にありますので、ここにある宗派の仏具ついてご説明いたします。

禅宗(臨済宗と曹洞宗)の2派(ご本尊はお釈迦様)ですが、天草地域には曹洞宗のお寺のみがございます。普段から使用する仏具は、仏壇があっても無くても必要な仏器(ご飯入)は2つ(1つはご先祖用、1つはご本尊用です。次いで湯呑(水物で水・お茶・酒など故人が生前主に飲まれていたもの)は中央に1つ。そして花立(金物でも陶器でも構いません)は1対(両端に2ケ)。そしてどの宗派でも必ず必要な鈴(リン)です。鈴(リンはどんな大きさでも安価なもの黒くても金色でも問題ありませんので、音色が気に入ったものをご使用ください)。

浄土宗(ご本尊は阿弥陀如来様)の仏具も原則は曹洞宗と同じですが、ご先祖の人数の分仏具やお供え物を致します。例えばご先祖が5人おられれば、曹洞宗で使用する仏具×5人分となりますが、それぞれが1ケずつで構いませんし、花立は1番手前に1対(2ケ)と鈴(リン)は1式になり、もう1つ浄土宗しか使用しない、しょうご鐘(漢字が出ません)一式と木魚(もくぎょ)1式が必要です。

日蓮宗(ご本尊は日蓮お上人様)も曹洞宗の仏具と鈴までは個数も同じですが、日蓮宗でしか使用しない木鉦(もくしょう:浄土宗のしょうご鐘の木製版)1式が必要です。

浄土真宗(本願寺派と大谷派)には代表的なのはこの2派(いずれも本尊は阿弥陀如来様)です。一般には本願寺派を西と呼び大谷派をと呼びます。この2派は同じ宗派でその仏具も基本は同じですが、その品1つ1つに違いがあります。3具足(具足とは仏具の総称名で3具足=3つの仏具)と5具足になります。つまりは仏器1ケと花鋲(けびょう:湯呑は使用しません)2ケを使用(花鋲は湯呑の代わりで具足には数えません)し、花立は1ケ(天草地域では使用)でほかに香炉(線香をあげる仏具)の3具足になります。鈴(リン)は仏教ではすべて同じです。浄土真宗では他の宗派では絶対に必要となる霊前(呼び名は多様にあり、零具膳やお膳や仏前椀等です)を一切使用いたしません。

天草地域では上記を天草4大宗派と呼んでいます。

なかなかこの場所を借りての説明は難しいところがございます。分からないことは、どうぞお気軽にお訊ねください。

百年企業

*有限会社 松下佛具店 ☎(0969)22-2258  FAX(0969)22-2996