- 葬儀について10-1
-
本日はつい最近、お客様から受けた質問の中から、お答えしましょう。
①四十九日(忌明けまたは満中陰)は、3カ月にまたがってはいけない!と聞いたことがありますが、なぜ?ダメなのでしょうか?
お答えします。
仏教においては、葬儀後はご逝去された日を入れて、七日ごとに、初七日(しょなのか)・二七日(ふたなのか)・三七日(みなのか)・四七日(よなのか)・五七日(ごなのか)・六七日(むなのか)と四十九日まで、法要が執り行われますが、「四十九が三月」→「始終苦が身に付く」という言葉からきた言い回しであり、法要を営むことには何の問題もありませんので、気にすることは全くないのです。誰かがその昔に読みの縁起担ぎで語呂合わせし、それをさも知ってるような話を多くの前で行ったからと考えられます。現代においては、七日毎の法要を行うだけでもご先祖に対する供養は、十分なされてると言えます。周囲の言葉には気にされずに、ご供養をされてくださいね。
②友引の日には、葬儀や火葬をしてはならない!と言われますが、なぜ?なのでしょうか?
お答えします。
「友引」とは元来、中国の六曜占術が伝わったもので、共引(勝負がつかず、互いに引く)が、日本の葬儀において「友を引く」という漢字が当てられ、誤った解釈で捉えられそのまま残ったものです。こちらも周囲の言葉に気にはなさらず、仕事や家庭の都合など日を延ばすことが容易でない現代では、そのまま葬儀や火葬を行っていただいております。
天草地域では、「友引」の日に当たったとしても、「友引人形(弊社では無料)」を出棺時に添えて、気持ちの上での安心感をもっていただきますので、周囲の言葉も気にせず、儀式を執り行えます。