- 葬儀について12-2
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いよいよ今年も終わりに近づいてきましたね。今年やり残した、まだやってない事を間に合うなら今のうちにやっておきましょう^^
さて今年最後のブログかもしれませんので、最後は「家族葬」について記述します。
はじめに。
葬儀(葬送の儀式の略で亡くなった方のご冥福を祈るとともに最後のお別れを行うための儀式)は、誰のために行う?のでしょう。
葬儀は第1に「故人のため」第2に「残された家族のため」第3に「故人んの友人や親しい知人のため」におこなうものなのです。第1と第2は、宗教により呼び方は異なって、仏教は供養、神道は鎮魂、キリスト教は追悼などを行うのが葬儀・告別式なのです。どの呼び方にしても、個人を偲びこの世での最後のお別れを行います。第3は人は社会的な生き物で、多くの人々との関わりや交流を持ちながら生きていますので、年代ごとの友人や職場や地域の方々など、様々な人々に支えられていますので、そんな方々とのお別れすることも必要なのです。
では「家族葬」と呼ばれる葬儀とは何なのでしょう。
ほんの数年前までは、家族葬という言葉は無く、とある葬儀を取り扱う業者が創り出した造語なのです。それまでも家族のみでお別れをする形は当然あり、多くの皆様にご利用いただいておりました。近年その形が「家族葬」という言葉に定着して、小さく行うのがこの言葉の形式になったのです。先にも記しました通り、故人と家族のお別れの時間を大切にする葬送の儀式のことですので、参列者を極端に無くし、最も近い方々のみで行う形式なのです。
現代ではコロナ禍の影響もあり、この形式の葬儀が増えてきましたが、それでも会社関係や趣味の場の方々のおつきあいを大切にされてるご家族は、今まで通りのいわゆる一般葬(今までの形式で行う葬儀)を行います。
「家族葬」のいいところは、ご家族の負担を軽減でき、故人とゆっくりと最後のお別れができるという点でしょう。またデメリットとしては、故人が生前におつきあいがたくさんあられたのに、家族葬を選択してしまい、その時はゆっくりとできたが、後日に周囲から「知らなかった」「なぜ教えなかった」などの言葉と共に、今までのおつきあいが疎遠になる可能性も占め、後の処理に多大なる負担を要することになるかも知れないのです。会社関係での地位や趣味などの場で、おつきあいが多い方、地域で役職を持っておられる方は、家族葬をされた後は別に「お別れ会」を開かれるのが、その後の関係を保つのにもよいかも知れません。