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葬儀について4-1
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一般に言う葬儀と告別式とは、どう異なるのか?という、ご質問を受けましたので、ご回答いたします。
その前に通夜について触れましょう。
通夜は通夜式が正式名ですが、読んで字の如く「通う夜」なのです。また「夜通し」という意味もあります。遺族にとっては夜通しですが、一般の方にとっては通う夜となります。さらに掘り下げると、昔の慣習が今に残った式の形態と言えます。昔は、お寺や自宅などで通夜・葬儀を行うのが一般的でした。もちろん、斎場という建物はなかったのです。ですので、自宅で故人と楽しかったことや共にやってきたことなどの話やあるいは酒を酌み交わしながら、夜通し最後の時間を共に過ごすのが、夜通しなのです。ただこれは仮通夜つまりは、本通夜の前の夜ということになります。では通夜はというと、これは一般の方が夜通し通い、今度は遺族と故人のことについて、思い出や酒を酌み交わしたりする場ということでした。でもこれが、斎場という建物が多くその存在が増えて一般になったことで、昔の通夜とは様変わりし始めた野です。現代の通夜とは、通夜式そのものは葬儀に行けない方々のためともとられます。2日間あれば無くなってからの24時間後に火葬もでき、その間に葬儀という儀式で多くの方に見送られることができるようになったのです。さらに現代は、家族葬と一般葬に分けられて、家族葬が昔の儀式に近いと言え、一般葬はいわゆるセレモニー風が強い葬儀式ということになります。
さて、葬儀についてお応えします。2つの儀式からなりそれを合わせた儀式が葬儀ということになります。葬儀が始まり、お寺様の読教(どっきょう)までのことを葬儀式(葬儀)といい、その後の焼香から終わりまでを告別式と言います。葬儀式は遺族にとって大切な儀式で、故人を極楽浄土へ送り出すためお寺様のお経をいただく場面になり、告別式は別れを告げるためのもので、多くの皆さんが故人に対していろんな思いを込めて別れを告げるために焼香という形で行う場面なのです。途中でお帰りになられる方を稀に見かけますが、最低でも焼香迄はいて故人を偲ぶ時間までは居てほしいものです。
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葬儀について3-2
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葬儀とは!?前回もこのことについて触れましたが、さらに入り込みましょう。
一概に葬儀と言いましても、宗教やあるいは宗派によって、大まかは同じでも内容やその儀式の方法はかなり異なります。また地方に於いては、例えば寺院一つ一つでも異なるのです。ただ現在は、自宅や寺院での葬儀は少なくなった分、同じやり方に近くなってきたと言えると思われます。
前回申しました通り宗教で崇めるのは、神と仏の2つです。神にも国によっていろんな神様がいますね。一概にこちらを「神道」と呼びます。それと同様に、仏教にもいろんな仏様がおられ、それぞれにお祀りの方法やお参りの仕方が異なります。こちらは「仏教」と呼び、その信者は大きく言うと「大乗仏教」と「宋襄仏教」の2種になります。要は中国から直で伝わったか、インドから伝わったかの違いといえるでしょう。日本では、どちらもありますが信者数で言うと中国系が多いかと思われます。
さらに信者は、その寺院に入らない一般の方全般を言い、都会に住むほとんどの方々がこれに当たります。地方に於いては、昔からほぼ同じに「檀家」「門徒」として、そのお寺に所属しています。会社組織と同じと考えていただければ、理解できるかと思います。トップは会社では、一般に社長。お寺では僧侶、宗派により呼び名は変わりますが、一般には「方丈」「和尚」「お寺様」「いんじゅ」字を忘れました^^;などと呼ばれます。そこに所属することで、無常ごとや法要・回忌など、何かあったときにはお願いができ、お参りも自由なのです。もちろん、護持会という組織がお寺の中にありますので、そこには会費みたいなお寺の維持費を支払う必要があります。そんなに高い料金ではありませんので、入られたらいつでもお寺様をお呼びすることができます。
詳細は、亀川斎苑 ☎(0969)27-5503へ
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