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葬儀について9-1
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お盆の直前に九州南部の地域を襲った線状降水帯で、多くの家屋が床上や床下浸水の被害を受けました。一般のお宅はそうでもないとは思いますが、初盆を迎えられたお宅は大変な事態と思いを強いられたと思います。幸いにも直接、水害により亡くなられる方は、おられなかったようですが、水に浸かった家屋は大変だと思います。まだまだ片付け等の整理が追い付かないかとは思います。その心痛にいたみ入りお見舞い申し上げます。
当社もその地域の中にあり、正面通りは何ともないのですが、裏通りはほとんどの家屋で床下浸水でした。旧の商店街も床下浸水があり、アーケードは全面川のようでした。その水害が起こったのは、ちょうどお盆にさしかかろうとする8月10日~11日。翌日は水は引きましたが、旧の街は水が引いても川の泥水で、浸かったものはほぼ処分しなければならず、大変だったと思います。
9日には上天草市が、10日には天草市のボランテイアセンターが閉所しますが、大まかの地域は元通り復旧に近いようです。しかし商店街から外れた場所はまだまだお年寄りの手では難しい家屋もあります。まさに、今までの記憶にない経験したことがない水害でした。先にも申しましたが、お見舞い申し上げます。
仏壇や神棚等の仏事や神事に関すること、あるいは片付けや取り付け等のご要望がありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。もういくつかの家屋にお邪魔して手直し等させていただきました。
*問い合わせ先:松下佛具店 ☎22-2258 FAX22-2996
天草市大浜町10-21
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葬儀について8-1
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いよいよお盆が始まりました。
本日の13日から14日・15日までが一般的ですが、16日や17日までの地域もあります。またお寺によってでも違いがあり、盆とはそこの風土や歴史によってもやり方も異なってきます。ここでは、天草地方の昔からのやりかたをお伝えしましょう。
天草地方は、熊本県に属していますが、明治の初期は長崎県に属していました。そのために長崎県の風習ややり方が若干なりとも影響しています。例えば、墓所での花火や精霊船などです。近年はお寺の人出不足もあり、墓所での花火はすることがなくなりましたが、昔は夜中まで派手な花火がなされていました。今の墓所はさみしいものです。また南部の地区では、鹿児島に近いのでそちらの風習が少なからずとも行われています。つまり天草は3県の要素が入ったお盆なのです。
よく野菜のキュウリを馬に、ナスを牛に似せて足を箸でつくって、仏壇の前に置いたりするのをTVなどでは見ますが、あれは関東や関西、東北が多い風習です。九州では特に天草では、野菜のみじん切りを据えたりする地域もありますが、ほとんどの地域はそれはせず代わりに精霊船を用いて、13日にお越しになられたご先祖と14日に家族で過ごし、15日の晩または16日の明け方(潮の満ち引きでことなります)にお送りします。その際に、果物やお菓子を一緒に添えて流すのです。
今年は潮が悪く、小潮で昼(正午)が満潮なので引き潮のピークは、3時くらい~5時くらいまでの日中になります。夜に送るのが理想ですが、潮加減でどうにもなりませんね。自然に逆らって夜間に送るのは構いませんが、戻ってくる可能性が高いです。ですので、引き潮時にがベストでしょう。
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