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葬儀について7-2
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今回は、前回にお約束しました葬儀の後のことについて、お話ししますね。
一般に葬儀までは、葬儀された斎場や葬儀業者に訊ねても、おおまかな事は知ることができます。でも実際は、あくまでも全国的な事で、地元の事はほとんどわからないことが多いのです。お寺との今後の付き合い方とかお墓のこととか仏壇はどうするのとかなどです。では順にお知らせします。
1,葬儀後のお寺との付き合い方(仏教の場合)
亡くなられてから、斎場や自宅でまずは枕経(まくらぎょう)というものをお寺様にあげていただきます。5分程度の短いお経になりますがその後、葬儀業者も入っての打ち合わせ(通夜の時間や葬儀とその後の法要などについての話し合いです)を行い、そして通夜、翌日葬儀が一般的ですが、親族が集まるのに時間がかかったりする場合がありますので、3日や4日葬儀もあります。そして葬儀までの流れがすべて終了した後は、最近では直ぐに初七日法要を行います(本来は亡くなられてから5日後が本当の初七日です)。これは仕事の事情などでその日に法要をという願いのためにできた、お寺様にたいしての妥協案です。その法要後はお寺様とご遺族の時間があれば、その場で今後を話し合います。時間がないときは、翌日にお寺に御礼参りとして伺ったときに、話しましょう。ただここで話しておかないと、後からどうすればいいのか迷うことになりますので、できるだけ時間を作って話し合ってほしいものです。初七日後は、本当の七日後毎に自宅もしくはお寺で法要を行います。そして忌明け(満中陰49日)に人間界から仏世界へ入られる法要を行います。これで新仏様は仏の世界に入られることになります。その後は、葬儀の時期にも寄りますが、100ケ日を経て初盆、そして1周忌、翌年には3回忌と続きますが、ここまで行えば仏教用語で極楽浄土へ行かれると言えます。何もしないでいるのも現代ではいいのかも知れませんが、仏教として檀家や門徒になった以上は、ここまでは行うべきと思います。
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葬儀について7-1
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毎回葬儀の事について語ってまいりましたが、今回はその後の必要な仏具等についてお話ししましょう。
宗派により、若干の必要な仏具の種類がありますので、同じ仏教だからと店側から勧められたものの購入は控えてくださいね。使用しない・使用できない無駄な品を購入することとなります。また、地域にもよりその道具は大きく変わりますので、地域性の高い道具はその地域の仏具店に訊ねられるのが1番ですが、以前にもお話ししましたように、仏壇店と佛具店とは取り扱いの仏具もその宗派毎の知識も異なり、仏壇店の知識はあくまでも仏壇に合わせた道具で、不必要なものも多々あります。仏壇店はその地域やお寺のやり方や方針をよく理解していますので、適正な道具と飾り方や使用方法を含めてお教えいたします。確かに仏壇を購入された店で道具も揃えられるのが一般的ですが、まずは購入をされる前に佛具店に寄られて、どういう仏具が必要なのかどういう風に飾ればよいのかなどを、訊ねられたが後々に後悔しないと言えます。ただ決して仏壇店が悪く悪徳業者と言う訳ではないですので。商売のやり方がかなり異なると言うだけの事です。仏具店は先にも述べたように、地域に根差した商いを行っていますので、ただ訊ねるだけでも構わないですので、どうぞ気楽にお尋ねください。
弊社の本社 創業大正5年 有限会社松下佛具店 天草市大浜町
長くなりますので、今回はこの辺で。次回はもっと詳しくお話ししましょう。
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